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楽天トラベル、第1四半期の取扱高17.0%増、グループ総合力で集客増へ

  • 2012年5月13日

 楽天トラベル2012年12月期の第1四半期(2012年1月1日~3月31日)予約流通総額(取扱高※)は、前年比17.0%増の1090億円となった。楽天の同期間の連結業績のうち、楽天トラベル単体の業績(国内バスサービスと海外拠点除く)では、売上高は26.2%増の68億2000万円、営業利益は26.3%増の26億300万円。 東日本大震災の反動のほか、ダイナミックパッケージが好調に推移。ポイント施策や3月の楽パック7DAYSバーゲンなど、震災の影響を考慮した各種マーケティング施策を実施し、最も震災の影響が大きかった関東への旅行が伸びたほか、震災特需のあった沖縄でも好結果をもたらしたという。

 このほか、オンライン広告、優良会員向けセール、クーポンを活用した施設による販促などを強化したことも、集客増加に繋がった。これらの施策は今後も戦略的に実施する。さらに、クロスユースの促進、楽天市場との大型企画の共催といった、グループ総合力を生かした集客力アップもはかっていく。

 一方、シンガポールに東南アジア初の現地法人を設立するなど、海外事業も強化。今後はインドネシア、サンフランシスコにも拠点の新設を予定している。


※予約流通総額とは、予約受付時の取扱額の総額(キャンセル前)。国内・海外の宿泊施設や航空券、楽天バスサービス、国内・海外のダイナミックパッケージ、レンタカー、ペットホテルを含む。