コンラッド・モルディブ・ランガリ・アイランドは2012年1月、モルディブ国内線の航空会社「Flyme！（フライミー！）」と提携した。これにより、マーレ国際空港からコンラッド・モルディブへの夜間移動のサービスを提供する。

　これまで、マーレからコンラッド・モルディブへの移動は視界の良い昼間に運航する水上飛行機のみ。日本から就航する路線は全て夜間到着であるため、同施設へチェックインするにはマーレ国際空港近くのホテルで宿泊する必要があった。つまり、これまでは移動に2日かかっていたが、今回、コンラッド・モルディブ近くに国内線の空港滑走路が完成したことで、水上飛行機とは別に新たな移動手段ができ、夜間の移動が可能となった。

　コンラッド・モルディブとフライミーが提携して開始するサービスでは、マーレから国内線に乗り継ぎ、約17分かけてマアミギリ空港へ向かい、その後、約20分かけて夜間でも移動可能なスピードボートに乗船しホテルへと向かう。また、国内線への乗り継ぎでは、ホテルスタッフがマーレ空港で出迎え、国内線搭乗手続きやそのほかのサポートなどをおこなう。さらに、コンラッド・モルディブの宿泊客であればVIP待遇となり、機内では優良シートを優先的に選ぶことができるほか、特別機内サービスも用意するという。

　料金は、大人1名あたり往復466ドル。子供1名あたり往復232ドルとした。