フレンチコネクション、FITセミナー開催-鉄道やレンタカーの活用提案

  • 2011年6月27日
フランス観光開発機構副代表のイザベル・デュフ氏

 フランス観光開発機構(ATF)、エールフランス航空(AF)、ハーツレンタカー、コンコルドホテル&リゾート、レイルヨーロッパジャパンの5メンバーで活動する「フレンチコネクション」は6月23日、都内で旅行会社を対象としたFIT向けフランス観光セミナーを開催した。ATF副代表のイザベル・デュフ氏は東日本大震災の影響に触れ「復調には至っていない」と厳しい見方を示しつつも、「フレンチコネクションのメンバーとともにプロモーションを継続し、旅行会社の皆様と協力してマーケットのプロモーションを強化していきたい」と意気込みを述べた。

 セミナーではATFプロモーション担当の山本啓介氏がFIT向けコンセプトとして、フライ&レール&ドライブの旅を提案。リヨンからストラスブールをめぐるコース、トゥールーズからボルドーをめぐるコースに加え、都市交通インフラが充実しており、FITの滞在にも適したニースからアヴィニョンをめぐるモデルコースを紹介した。

 エールフランス航空(AF)はIT技術を活用したサービスを紹介。現在外国語対応のみのモバイルチェックインについても、日本語で対応できるよう準備を進めているという。AF/KLMオランダ航空(KL)東日本地区トレードセールス部部長の宮本慎二氏によると、6月のロードファクターは9割を超えており、7月以降の予約も好調。需要動向に合わせ使用機材をこまめに調整したことに加え、震災で落ち込んだインディビのビジネス需要が戻ってきているという。

セミナーの様子

 ハーツレンタカーはフランスでのドライブの魅力をアピール。同社セールスマネージャーの鐘ヶ江逸郎氏は、フランスは他のヨーロッパ諸国に比べ、事前予約をせずに現地でレンタルするケースが約7%多いことから「この7%の層を日本で取り込むチャンスがある」とし、旅行会社に対し日本国内での事前予約・手配の促進を呼びかけた。

 レイルヨーロッパ在日代表の加々美恵理氏は、震災の影響について「5月に入り多少影響が出てきているが、それでも非常にいい状況」と述べ、「ネットワークが整ってきていることや、利便性が高まったのがその理由の一つ」と分析。TGVの完全Eチケット化や無料WiFiサービス、タリスのミーティングスペースの設置などサービスの拡充を紹介するとともに、2011年12月に開設予定のライン-ローヌ路線など、ネットワークの拡張をアピールした。

 また、コンコルドホテル&リゾート日本支社長・アジア地区ディレクターの大野惠子氏は、各ホテルのリノベーション情報を紹介。たとえば、ニースのパレ・ド・ラ・メディテラネでは2010年冬からリノベーションプロジェクトを展開しており、シービューのデラックス・ルームの全面改装が完了。6月中にはシービューのエグゼクティブ・ルームの改装も終了するという。