ニュージーランド、ワークショップで「Kia Kaha!」-需要回復の兆しも

  • 2011年6月14日
TNZ日本地区営業部長の猪膝直樹氏

 ニュージーランド政府観光局(TNZ)とニュージーランド航空(NZ)は6月13日、クライストチャーチでの大地震、東日本大震災などの影響を受け、開催を延期していた「KIWI LINK JAPAN 2011~ニュージーランド・トラベル・ワークショップ~」を東京で開催した。セラー数が当初予定の16社から12社に減少したものの、TNZ日本地区営業部長の猪膝直樹氏は、日本とニュージーランドそれぞれで震災が発生した後にも関わらず12社が集まったことを評価。また、バイヤー数も、営業や企画の担当者が約100名にのぼる見込みであるとし、需要回復に期待を示した。

ワークショップ会場の様子

 同ワークショップは大阪でも15日に開催し、約50名のバイヤーが集まる予定。猪膝氏は、2回のワークショップで、各セラーのプロダクトや情報をツアー造成に反映してもらうことに加え、ニュージーランド国内での震災による被害はクライストチャーチに集中しており、その他の地域は安全であることや、「Kia Kaha!(強くあれ)」をキーワードに、共に頑張っていこうというメッセージを伝えたいと話した。「Kia Kaha!」は、TNZとNZが展開中の運動で、両国がともに震災を乗り越え、頑張っていこうと呼びかけるもの。

 なお、6月13日にクライストチャーチで余震が発生したところだが、TNZ広報担当の高橋明子氏によると、「(現地は)落ち着いていて混乱はない」とのこと。観光への影響は現在確認中だ。


▽NZ、オンラインのエアオン販売が好調、ツアー催行中止の受け皿に

 NZのeコマース&プロダクト部長である池田淳一氏によると、同社ウェブサイトでの航空券の販売高が、5月に前年比56%増を記録した。池田氏は、旅行会社がパッケージツアーの催行を控える中で、需要の取り込みが進んだと分析する。予約の傾向としては7月と8月が好調で、特に3週間程度の期間でニュージーランドを家族で訪れる層が多いという。こうした傾向について池田氏は、震災前にニュージーランド旅行を計画していて一旦取りやめた人々が戻りつつあると分析した。