近畿日本ツーリスト（KNT）は4月28日、インターネット限定商品として「国内ロングステイ」と「海外近場ロングステイ」を発売した。KNTによると、今までは団塊世代を中心としたシニア層を対象に、現地での生活を主眼にした商品を設定。マレーシア、ハワイ、オーストラリア、クアラルンプールなどを訪問先としていた。今回は企業の夏休みの長期化などを受け、「暮らすように旅する」をコンセプトに、参加しやすく観光地として人気の高い近距離の海外と、より気軽に訪問しやすい国内の商品を設定し、若年層や家族層の取り込みをはかる。

　海外ではソウル8日間、台北11日間、香港11日間、グアム15日間、サイパン15日間を用意。日本から3時間から5時間程度の近距離で時差も少なく、観光地として人気も高く手ごろな価格でロングステイが可能といったメリットがあるという。ホテルはキッチン付ホテルを用意。到着時に現地係員がホテル周辺などの必要情報を案内する。また、国内では沖縄の宜野湾と名護、北海道ニセコの3コースで、それぞれ8日、15日、22日間のプランを設定した。

　旅行代金は、たとえばムーンオーシャン宜野湾ホテル＆レジデンス8日間の場合、羽田発着航空機利用、2名1室大人1人あたり8万9000円。全室キッチン付、全室禁煙で、朝食を希望する場合は通常金額の半額で用意する。また、ランドリーサービス1日3点まで、セルフコインランドリーは無料とした。


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