観光庁、スポーツ観光マイスターに荻原健司さんを任命、インバウンド誘致へ

  • 2010年9月9日
 観光庁はこのほど、スポーツ観光マイスターにスキーノルディック複合の五輪金メダリストである荻原健司氏を任命した。観光庁ではインバウンド誘致の観光素材としてスキーの重要性を認識しており、トップアスリートとして世界的に活躍した荻原氏を起用して、海外に対して日本のスキー、スノーリゾートの魅力をアピールしていく。また、観光庁では来年のスキー日本伝来100周年にあわせ、日本スキー産業振興協会や全日本スキー連盟などが参加する「日本スキー発祥100周年委員会」とスノーリゾートを活用した観光振興の推進を合意しており、同委員会との連動した企画も検討している。

 スポーツ観光マイスターとは、世界各国で活躍するスポーツ選手を任命し、あらゆる機会でスポーツを核とした観光振興ピーアールをすることで観光の推進をはかるもの。既にレーシングドライバーの寺田陽次郎氏、元サッカー日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏、ビーチバレーの朝日健太郎氏など、これまでに計7名を任命している。