観光庁は映画やドラマなどの映像作品を活用し、映像作品に関心のある人々の撮影地域への訪問を促進する「スクリーンツーリズム促進プロジェクト」で、今後の支援・連携モデルとなる支援作品の募集を開始した。

　これは日本で撮影された作品が海外で公開・放映されることを通じて日本の魅力を海外に発進し、インバウンド観光の促進と国内各地の観光振興による地域活性化をねらうもの。募集対象は日本の観光の魅力を世界に発信できる映像作品で、作品の公開・放映後も日本側のインバウンド需要促進の取り組みに協力できるもの。観光庁国際交流推進課によると、主なターゲットは東アジア、なかでも韓国、中国、台湾、香港の制作会社の作品だという。

　募集する映像作品は、今年度中の日本国内での撮影、もしくはシナハン、ロケハンを予定しているもので、撮影支援は500万円以内、シナハン、ロケハン支援は100万円以内とした。第1期募集期間の8月23日から9月3日で撮影支援作品3件以内、第2期の10月25日から11月5日でシナハン・ロケハン支援を3件程度募集し、審査・選考終了後、日本の秋・冬のハイシーズンにあわせて日本で受け入れを実施する予定だ。