マカオ航空、成田/マカオ線に就航へ−マカオを第一デスティネーションに

  • 2010年3月23日
 マカオ航空(NX)は3月28日、成田に就航し週3便で運航を開始する。これを記念して3月17日にインフィニ・トラベル・インフォメーションと共催したセミナーで、NX日本支社長の王暁平氏は「3年前関空に就航したときと同様に皆様の協力をお願いしたい」と挨拶。次いでNX東日本地区本部長の弘農功氏が「現在、関空/マカオ間は週5便運航している。今回成田からも直行便を運航することで、従来の『香港→マカオ』という流れをくつがえし、『マカオ→香港』の流れを作っていきたい。マカオを第一の重要なデスティネーションと位置づけたい」と強調した。2009年にマカオを訪れた観光客は150万人。日本人は前年を上回る37万人で、そのうちの67%が24時間以上マカオに滞在している。「マカオの魅力をプロモートすることで、この数字はまだまだ伸びると確信している」と語った。

 成田/マカオ間は、すでにビバマカオ航空(ZG)がチャーター便を運航しているが、NXは定期便運航でありZGとは運航日が異なること、全便に日本人の客室乗務員が搭乗すること、リピーターの満足度を高めるため機内食は2週間に1度新規メニューを採用するなど質の高いサービスを提供して差別化をはかる。さらに中国国際航空(CA)との提携により、マカオから北京、南京、上海、成都、広州、アモイ、全日空(NH)との提携で香港とマカオ、エバー航空(BR)との提携で台湾とマカオのコンビネーションが可能になることを紹介した。このほか、将来的には鉄道ファンをターゲットに、広州から海南島まで夜行寝台を利用したツアーの開発も予定しているという。

 また、インフィニ営業本部長の平林良章氏は、「2010年は航空業界・旅行業界にとって大きな変化の年。国際線ビジネスが変わる最初の1年を各業界力を合わせて乗り切って行きたい」と決意を述べた。この一環として、NXとインフィニでは4月1日から5月31日にかけて成田空港就航記念ブッキングキャンペーンを実施。期間中にインフィニでNXプレートを利用してNX827便またはNX828便を含む予約発券をおこなった航空券を対象に、抽選で成田/マカオ線の航空券やギフトカタログ、QUOカードなどをプレゼントする。


▽成田/マカオ線 2010年上期スケジュール
NX827便 NRT 15時55分発/MFM 19時40分着(火曜日)
NX827便 NRT 15時30分発/MFM 19時10分着(木曜日、日曜日)
NX828便 MFM 09時30分発/NRT 14時55分着(火曜日)
NX828便 MFM 09時00分発/NRT 14時25分着(木曜日、日曜日)