itt TOKYO2024

冬のボーナス使途、旅行・レジャーは14.3ポイント減−節約傾向が強まる

  • 2009年12月4日
 楽天リサーチが実施した冬のボーナスに関するインターネット調査によると、「今年の冬のボーナスが支給される予定」との回答は全体の59.3%であった。昨年支給されたとするのは70.6%で、11.3ポイント減少する。支給される予定でも、昨年より「減りそう」とするのは48.5%とほぼ半減。「昨年と変わらない」は32.9%で、「増えそう」は8.7%であった。また、支給される予定がないのは24.1%、支給されるかどうかわからないとするのは16.6%。

 使い道の回答のうち、「旅行・レジャー」は5.2%。昨年4番目に回答が多かった項目だが、今年は14.3ポイント減少した。このほか、「飲食・グルメ」も9.2ポイント減の0.8%、「買物」も19.4ポイント減の4.2%と大幅に落ち込んだ。また、「ボーナスが支給されないことで出費削減する項目」としても「旅行・レジャー」が45.8%で、「飲食・グルメ」の50.0%に次いで多かった。

 ボーナス使途で最も多かったのは「貯蓄」で18.5%。ただし、昨年よりも22.3ポイントと大きく減少した。以下、「ローン・借金返済」が12.6%、「生活費の補填」が10.6%と続き、上位3位が日常生活に直結していた。冬のボーナスの使途に対する景気低迷や雇用不安の影響については、「大きく影響する」が30.0%、「影響している」が33.9%で、「あまり影響していない」は23.6%、「まったく影響していない」は6.7%であった。