ジェイバ、プルマントゥールの2010年商品を発表−日本向けクルーズも

  • 2009年8月6日
 プルマントゥール・クルーズ日本地区総代理店のジェイバは8月4日、プルマントゥール・クルーズのインターナショナル・セールスディレクター、ジョージア・カパビアンカ氏の来日にあわせ、2010年の商品発表会を実施した。プルマントゥール・クルーズは、スペインを拠点とする旅行会社プルマントゥールを運航するクルーズ会社。紅海クルーズを初めて実施するほか、日本マーケット向けに日本語サービスや日本語の話せるコーディネーターが乗船するコースを設けることが決定、現在そのコースの選定中だという。カパビアンカ氏は、「たくさんの日本人がスペインを訪れているように、クルーズにも多くの日本人に乗っていただきたい」と語った。

 今回発表されたコースの目玉は、エジプトのシャルムエルシェイクを起点とした紅海クルーズ。サファガやシャルムエルシェイクではオーバーナイトする日程のため余裕をもって観光できるのがポイント。また、同コースに就航する、総トン数3万7301トンで乗客定員752人の「ブルー・ド・フランス」は、同社のラインナップにありながらフランスらしさを前面に打ち出しているのが特徴だ。

 料金設定が全体的に安価で、キャンセルチャージについては33%が1ヶ月前から発生するという条件となっている。また、シングルユースの追加料金がスイート以下なら300ユーロであることも海外クルーズ販売の拡充を考えている旅行会社にとって訴求力のあるツアー造成が期待できる。ジェイバによると、女性の利用者を中心に現在シングルの需要が高まっているため、今後は1人旅の需要の取り込みも見込む。ジェイバ社長の市川裕美氏は、「これからの10年間で、クルーズ部門を空、陸に続く3つめの柱としていきたい」と述べた。