近畿日本鉄道、クラブツーリズム株式をファンドから取得−連結子会社化
近畿日本鉄道はクラブツーリズムの株式を取得し、同社株式の保有比率を78.4%にまで引き上げ、子会社化する。クラブツーリズムは2004年、近畿日本ツーリストからクラブツーリズム事業の営業譲渡を受けた際、投資ファンドのジャフコ、ビジョン・キャピタル・コーポレーションなどの出資を受け入れ、株主はJAFCO、近畿日本鉄道、ビジョンキャピタル、近ツー、SMBCキャピタルなどで発足していた。なお、近畿日本鉄道はこれまでクラブツーリズム株式の26.8%、5063株を保有し、関連会社であったが、今回の株式取得により、クラブツーリズムを子会社とする。株式取得日は8月25日、取得金額は97億5000万円。
近畿日本鉄道によると、今回の株式譲渡はファンドからの申し入れによるもの。クラブツーリズムの会員組織、およびその派生、提携ビジネスの積極性についても評価をしており、成長性を見込んで株式の保有比率を高める。また、近鉄グループとしてはレジャー・サービス部門をコア事業の一つとしており、旅行事業、およびその周辺ビジネスの強化を理由としている。
クラブツーリズムの平成20年3月期決算は、売上高は前年比0.8%減の1412億4200万円、売上総利益は7.2%減の185億4000万円、営業損益は12億4100万円の赤字(前年4億6800万円)、経常損益は12億9600万円(前年4億1400万円)、当期純損益は12億8700万円(前年2700万円)で、過去2年とも無配であった。なお、近鉄では連結業績予想として売上高予想は9600億円のところ、1兆200億円と600億円の売上高の増加を見込む。これは、クラブツーリズムの連結子会社化が、第2四半期末となるため、実質は半期の影響となることから。なお、営業利益、経常利益、純利益などに変更はない。
近畿日本鉄道によると、今回の株式譲渡はファンドからの申し入れによるもの。クラブツーリズムの会員組織、およびその派生、提携ビジネスの積極性についても評価をしており、成長性を見込んで株式の保有比率を高める。また、近鉄グループとしてはレジャー・サービス部門をコア事業の一つとしており、旅行事業、およびその周辺ビジネスの強化を理由としている。
クラブツーリズムの平成20年3月期決算は、売上高は前年比0.8%減の1412億4200万円、売上総利益は7.2%減の185億4000万円、営業損益は12億4100万円の赤字(前年4億6800万円)、経常損益は12億9600万円(前年4億1400万円)、当期純損益は12億8700万円(前年2700万円)で、過去2年とも無配であった。なお、近鉄では連結業績予想として売上高予想は9600億円のところ、1兆200億円と600億円の売上高の増加を見込む。これは、クラブツーリズムの連結子会社化が、第2四半期末となるため、実質は半期の影響となることから。なお、営業利益、経常利益、純利益などに変更はない。