日本・インド航空交渉、焦点は成田の増枠−日系企業の就航希望もふまえ

  • 2008年6月16日
 日本とインドの航空当局間協議が6月17日、18日の2日間にわたり、東京で開催される。今回の議題は、日本側からはアジアゲートウェイ戦略にそった対応をするほか、成田の発着枠の増加も焦点となりそう。2008年夏スケジュールでは、日本側は日本航空(JL)が成田/デリー線を週7便、全日空(NH)が成田/ムンバイ線を週7便、合計14便を運航。インド側はエア・インディア(AI)がムンバイ/デリー/成田線を週4便、ムンバイ/デリー/香港/関西線を週3便、合計7便を運航している。ただし、日系企業が就航を要望していることもあり、成田の増枠は大きな焦点。先ごろ、日本・ドイツ航空協議において、増便は2010年の成田空港の第2滑走路の2500メートル延伸以降と条件付ながら成田の増枠に応じており、インドとの交渉でも増枠に向けた対応が模索されそうだ。