鈴木航空局長、羽田6万回は「今のところ反対ない」−成田重視の姿勢崩さず
国土交通省航空局長の鈴木久泰氏は6月6日の会見で、羽田空港の国際線定期便発着枠を昼夜合計で6万回をめざす案について、「今は周辺自治体と協力して進めている。今のところ、特段反対はない」と語った。環境への影響評価で許容される40万7000回の上限に収まることもあり、「丁寧に説明していけば理解してもらえる」との考えだ。
成田空港との棲み分けについては、「成田をないがしろにする訳ではない。国際線の基幹空港は成田であり、羽田空港の国内線需要にも対応する」と明言。拡張後半年間では、国際線3万回、国内線は1万5000回が増加する見込みだ。鈴木氏は、羽田の深夜早朝枠を使用して欧米や東南アジアの主要都市に路線を設定しても、高需要路線であれば「成田の路線が減るものではない」と強調した。路線などの交渉は、今後進めていく方針だ。
なお、外資規制についての検討会議は、5月中の開催を目指していたもののスケジュールが遅れ、6月中をめざすこととなった。
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◆国交相、羽田/欧米間の国際線を深夜便で容認へ−成田・羽田の一体運用で(2008/05/21)
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