全日空、08年度上期PEX運賃申請、新運賃「スーパーエコ割」設定

  • 2008年2月14日
 全日空(NH)は2008年度上期(4月1日〜9月30日出発分)のエコノミークラス割引運賃「エコ割」とビジネスクラス割引運賃「ビジ割」を設定し、2月13日に国土交通省に届け出た。今回の対象路線は、北米、南米、ヨーロッパ、東南アジア、ハワイ、グアム路線。今回はエコ割で、現行の「週末ステイ」を廃止し、新たに土曜日の夜を目的地で過ごす場合に適用する「スーパーエコ割」を設定。そのほか、「エコ割21」「エコ割14」「エコ割7」、「ビジ割」を引き続き設定するほか、「エコ割プレミアムライト」は米国本土とヨーロッパ全8路線に引き続き設定する。

 運賃額は国際線キャリアペックス運賃の下限撤廃をふまえ、「7割引以上の運賃を出した」(広報室)という。15日には現在見直し中の燃油サーチャージ額を発表するが、今回の運賃は「消費者は運賃と燃油サーチャージとの合計額を見る。燃油サーチャージ額を踏まえた」と説明。最安値帯の運賃となる「スーパーエコ割」では、東京/バンコクは2万9000円から12万円(現行の「週末ステイ」:4万5000円〜14万3000円)、東京/シンガポールでは2万9000円から10万5000円(同:6万8000円〜10万5000円)と、全体的に値下げした。