
国土交通省は、1月20日から「YOKOSO! JAPAN WEEKS 2008」を実施するにあたり、1月18日にオープニングセレモニーを開催した。冒頭、国土交通大臣の冬柴鐵三氏は、「確定値ではないが、2007年の訪日外客数は(前年比13%以上となる)830万人を超えた。2008年は洞爺湖サミットの開催や観光庁の設立などもあり、外客誘致の絶好の機会。1000万人を、2010年を待たずして達成する気持ちで、そのためにも2008年は900万人にはぜひ到達したい」と目標を掲げた。また観光広報大使就任が4年目となった木村佳乃さんも、「外国の方と交流して、相手の文化を知ることはとても重要。微力だが、日本の観光の魅力を紹介するなど、今年も少しでも役に立てるようにしたい」と抱負を語った。このほか、ビジット・ジャパン・キャンペーン韓国観光親善大使のユンナさんがスペシャルゲストとして来場し、歌声を披露した。

2008年のYOKOSO! JAPAN WEEKSのテーマは、旅行客の旅行動機を分析した結果、「ショッピング三昧」と「日本を体験する旅」とした。ショッピングでは、1月から2月のバーゲンに連動し、百貨店大手8社が外国人旅行者向け割引やプレゼントのなど特典の実施するなど、20%以上の割引かプレゼントなどの特典を全国で約140件用意。幕張など大規模なアウトレットモールでも、バーゲンセールが実施される。「体験」では、特色ある日本の伝統文化や工芸、現代文化を取り上げ、京都での文化財の特別観覧、茶道や禅体験、日光での春節祭、餅つき体験など、体験活動メニューを55件以上用意した。
また、旅行しやすい環境の整備として、簡易観光案内所「YOKOSO! JAPAN DESK」を、対06年比で約2倍となる800ヶ所に設置したほか、観光案内・通訳コールセンターも設置し、個人やタクシーからの問い合わせに英語と中国語、韓国語で期間中は無料で対応。秋葉原や名古屋、京都、広島などでは、無料のガイドデーなども実施する。さらに、東京ディズニーランドやハウステンボスなどのテーマパークでもイベントを開催する。これらの取組みは、計30万部作成したパンフレットやウェブサイトで紹介している。