ハワイ、店舗レイアウトで演出を考えるスタッフも多く−JL主催ファムツアー

  • 2008年1月10日
 日本航空(JL)が主催し、1月7日から13日までの日程で全国の旅行会社を対象とした「JAL ハワイ研修旅行」では、ハワイ州観光局(HTJ)が1月21日から日本各地で開催するセミナーを前に「からだで、こころで、もっと感じるハワイ So Much More Hawaii」を体験してもらっている。北海道から沖縄まで、全国各地から旅行会社スタッフ147名が参加している。現地8日に開催されたセミナーではHTJとJLのセミナーに加え、約50社が参加したワークショップも開催。日本から参加した旅行会社の積極的な情報を収集する姿に、ハワイ側の関係者も大きな手応えを感じているようだ。

 今回の研修旅行は6軒のホテルに分散しているが、全ホテルを参加者全員がインスペクションでき、今のホノルルのホテル事情が把握できる。また、ビショップ・ミュージアムでのカルチャー体験、シーライフ・パークでドルフィンとの触れあい体験なども日程に組み込まれている。自主研修の日には、ジャルパックが設定するオプショナルツアーへの参加、市バスやレンタカーを利用したオアフ島周遊、先月に就航したスーパーフェリーの見学など、各自が「So Much More Hawaii」を実感できる。

 ワークショップに、各島の観光局、ホテル、アトラクションなど、50社あまりが出展。中でも注目を集めていたブースは、ワタベ・ウェディング。白いウエディング・ドレスやブーケのディスプレイが目を引いただけでなく、可愛らしいチャペルの模型などを並べ、ハワイならではのロマンチックなウェディングのイメージが広がるように工夫されていた。大手旅行会社では、ハワイのウェディング商品については先行販売を実施するなど、2008年のウェディング、ハネムーンの需要獲得にも期待がかかる。

 ハワイ島のコナ・コーヒー・フェスティバル、ホノルル・マラソンなど、イベントのブースも関心が高かったもの。大阪から参加した南海国際旅行の木下恵美子さんは、「ホノルル・マラソンのブースが一番印象的。参加者に毎年配るTシャツを並べたポスターなど、店舗のレイアウトに活かし、お客様の興味をひけると思う」という。

 ワークショップでは、ボールペンやキーホルダーをはじめとするノベルティが配布されるが、窓口で販売に従事するスタッフからは「営業所のカウンターに飾り、お客さまにハワイを想像してもらえる人形やディスプレイ用の小物などをもらえるとうれしい」と話し、ダイヤモンドヘッド・ビーチホテルが配る小さなぬいぐるみ人形も人気が高かった。