冬柴国交相、改正出入国管理法で観光の観点からも運用を注視

  • 2007年12月5日
 冬柴国土交通大臣は先ごろから始まった改正出入国管理法に関連し、観光の観点からも「新制度の運用状況を注視しなければならない」との考えを示した。4日の記者会見で語った。

 冬柴国交相は法律の趣旨として、テロの未然防止であること、日本国内でのテロが行われることがないようにする安全な国を実現するためであることを強調。導入された11月20日から現時点まで、概ね円滑に適用されていることを紹介する一方、外国人から一部に不満や懸念があることも認識を示した。その上で、2010年の1000万人に訪日してもらうために「あらゆる努力を重ねている」とし、訪日外国人、日本人ともに制度の趣旨を徹底、理解を深めてもらうことが必要であるという。また、運用上で必要なことがある場合には、「法務省に対しても要請してまいりたい」としている。