国交省と経産省、ILTMオープニングパーティーで「本物の和」を訴求

  • 2007年11月2日
 国土交通省と経済産業省は、12月にフランスのカンヌで開催される「インターナショナル・ラグジュアリー・トラベル・マーケット(ILTM)」で、公式オープニングパーティー「ジャパンナイト」を開催、絢爛豪華なもてなしや、通常では体験できない文化などを紹介し、日本の「本物の和」の魅力を発信する。ILTMの公式パーティーが、ILTM主催者と1つの国との共催で開催されるのは初めてのこと。

 会場ではメインゾーンと「絢爛・雅」ゾーン、「絢爛・粋」ゾーンを配置。メインゾーンは「鏡開き」、祇園の芸舞妓による舞、石川県の伝統芸能「御陣乗太鼓」を披露。また、日本の「贅と美」をテーマとしたコンセプト映像の放映や料理のデモンストレーションなども実施する。「絢爛・雅」では、建仁寺の国宝「風神雷神図屏風」を展示し、京都の高台寺による桃山茶会が抹茶でもてなす。「絢爛・粋」では、加賀蒔絵や宝飾などを紹介する。

 なお、日本からの出展社は8社で、旅行会社ではジェイティービー、近畿日本ツーリスト(KNT)、トップツアーが出展。このほか「private concierge」や、「ryokan collection」なども出展予定だという。


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