国交省、外国人向け日本文化の説明手法を検討、モニターツアーを実施

  • 2007年10月10日
 国土交通省は10月8日、東京の下町である上野の谷中で「文化観光モニターツアー」を実施した。これは外国人に対する日本文化の説明手法を検討するためのモニターツアー。国交省では2005年度から、有識者による文化観光懇談会を設け、外国人の訪日促進とリピーター獲得には、歴史と伝統文化に関し、外国人にも理解できる興味深い話と経験を提供し、さらに知りたいとの気持ちを抱かせる必要があると考えた。

 今回のモニターツアーは、懇談会の委員である株式会社玄の政所氏が企画。アメリカやフランスの大使館員、旅行会社社員、アジアからの留学生など7名が参加し、日本画家のアラン・ウエスト氏の解説のもと、「企画展・岡倉天心」の鑑賞、日本画材についての材料などの説明を聞き、日本画家の和田雄一氏の指導のもと、日本画作成を体験した。今後、国交省ではモニターにアンケートをとり、情報を発信する予定だ。