国交省、観光地域プロデューサー候補者決定、地域活性化への研修実施へ

  • 2007年8月6日
 国土交通省はこのほど、「観光地域プロデューサー」モデル事業で観光地域プロデューサーの候補者を選定、観光振興を通した地域活性化のために地域を牽引できるよう6日から10日まで研修を実施する。この事業は観光振興による地域活性化を図るため、知識と経験、熱意を持って活動する人材を必要とする地域と、「観光地域プロデューサー」の希望者との間を繋ぐものだ。

 国交省が8月3日に開催した第2回の事業検討会では、国交省総合政策局観光資源課長の水嶋智氏が、「観光による地域振興は政策課題の一つ」と位置づけ、「観光立国推進基本計画では、訪日外客1000万人とインバウンドばかりが目立っているが、アウトバウンドや国内観光の振興も重要な目標。国内の観光地を海外に引けを取らないものにする必要があり、その実現にプロデューサーが担う役割は大きい」と語った。

 なお、研修の内容は国の観光政策の現状から始まり、訪日観光の現状や観光におけるホスピタリティの創出、「体験・滞在型」観光の現状と課題などについて学ぶものとなっている。