国交省、第4回「全国幹線旅客純流動調査」を取りまとめ

  • 2007年7月30日
 国土交通省は27日、1990年度から5年ごとに実施している「全国幹線旅客純流動調査」の2005年度版を発表した。これは秋季の平日と休日の1日づつ、航空や幹線鉄道、乗用車、幹線旅客船、幹線バスの旅客に対して、出発地や目的地、移動目的、旅行日程、乗り継ぎ方法などについてアンケート調査を実施、統計操作により、1日の全国の幹線旅客の流動実態を調べるもの。通勤や通学、県内の移動などは対象としていない。

 この調査によると1日あたりの流動量は、平日では354万2000人、休日では584万7000人であった。平日と休日の交通機関別の流動量を比較すると、航空は平日が26万3000人であったのに対し、休日が28万3000人、鉄道は平日73万6000人と休日74万7000人、幹線バスが平日6万4000人、休日10万7000人であった。さらに交通機関別の宿泊の有無では、航空部門は平日で87.6%、休日は96.4%が宿泊旅行者で、この比率は鉄道では平日55.6%と休日69.8%、幹線バスでは平日53.7%と休日61.9%、全体では平日32.5%と休日30.7%となった。

 また、60歳以上の人口に占める同年代の流動量の比率が、1995年度と比較して1.2%から2.5%に増加しており、またこの移動目的の約40%から約50%が観光目的であった。

 なお、この調査のデータは8月中に国土交通省ホームページで閲覧とダウンロードをできるようにする。それまでの期間についてはメールでの請求を受け付け、データCDを送付する。


▽国土交通省データ請求先メールアドレス
soukou@mlit.go.jp