平成17年度の国内地域相互間の旅客輸送量は879億人、航空は9400万人

  • 2007年5月30日
 国土交通省の「平成17年度貨物・旅客地域流動調査」によると、全輸送機関による国内での総旅客輸送量は、前年度比0.3%増の約879億506万8000人であった。この調査は、国内地域相互間の旅客輸送量を、都道府県別、または地域別と、鉄道、自動車、航空、旅客船の各輸送機関別にとりまとめたもの。

 総旅客輸送量約879億人の内訳は、自動車が全体の75%を占める659億4668万9000人、鉄道は24.8%で217億8624万8000人(1.6%増)、航空が0.1%で9449万人、旅客船は0.1%で7764万1000人だった。対前年度比の増減では、自動車が0.1%減、鉄道が1.3%増、航空は0.8%増、旅客線は0.8%減。

 航空部門の府県間の旅客輸送量では、東京/北海道間が最も多く659万2000人で、ついで東京/福岡間が422万1000人、東京/大阪間が4159人、東京/沖縄間が259万9000人となった。

 輸送距離帯別の輸送機関分担率では、500キロメートル以上750キロメートル未満でジェイアールが70%近くを占め、航空は20%程度。一方750キロメートル以上1000キロメートル未満になるとジェイアールが約30%、航空が約60%と逆転する。1000キロメートル以上では航空の分担率は90%以上。