大阪での外国人旅行者、消費額平均6.7万円−中国は15.9万円で突出
大阪府立産業開発研究所は、東アジアからの旅行者の実態について調査、このほど「買ってよし(ショッピング)、味わってよし(飲食)、楽しんでよし(ナイトカルチャーライフ)の大阪づくり−大阪の外国人旅行者の観光行動に関する調査研究報告書−」として取りまとめた。これによると、例えば旅行者の平均消費額は回答者全体で約6万7000円のところ、中国が15万9000円と購買意欲の高いことがわかった。飲食面では、寿司やうどんなどの日本食のほか、韓国、中華料理などの自国料理、あるいは「フードテーマパーク」などに人気が集まったが、観光面では「夜の娯楽」に対する評価が低い、などの結果が出たという。
今後の観光政策について、同研究所は「FITの多様なニーズに合わせて情報をいかに伝えていくか」が課題であるとし、外国人旅行者が普段知ることのない店舗情報の発信や飲食店の外国語メニュー作成の支援、そして「夜の娯楽」についても、関心の集まる「漫才」や「コンサート」などの情報提供を行っていく必要があると提言している。
調査は昨年8月と10月、関西国際空港の出発ゲート内で外国人旅行者を対象に聞き取りしたもの。回答数は384件。報告書は大阪府府政情報センターで閲覧できるほか、200円で販売している。
今後の観光政策について、同研究所は「FITの多様なニーズに合わせて情報をいかに伝えていくか」が課題であるとし、外国人旅行者が普段知ることのない店舗情報の発信や飲食店の外国語メニュー作成の支援、そして「夜の娯楽」についても、関心の集まる「漫才」や「コンサート」などの情報提供を行っていく必要があると提言している。
調査は昨年8月と10月、関西国際空港の出発ゲート内で外国人旅行者を対象に聞き取りしたもの。回答数は384件。報告書は大阪府府政情報センターで閲覧できるほか、200円で販売している。