国交省、平成19年度分の「まちめぐりナビプロジェクト」実証地域を選定

  • 2007年4月11日
 国土交通省は高度な情報提供により、観光客の移動を支援する事例作りを目指すプロジェクト「まちめぐりナビプロジェクト(まちナビ)」について、今年度の実証実験地域を選定した。

 今回決定した31地域では、観光客の携帯電話とQRコード等を有効に活用しようとする事業が多いのが特徴。例えばGPS対応の携帯端末を貸し出して動画による案内情報などを提供する福島県会津若松市や、観光客の国籍や携帯電話、メールアドレスを登録したICタグを配布し、位置情報に対応した観光情報などを多言語で配信する富山県高岡市や愛媛県松山市などの例もある。また、迷いやすい道路沿いの電柱などにFM信号発信装置を設置し、カーラジオに向けて発信する徳島県南部地域など、独自の取り組み案も採用されている。