国交省、全日空に厳重注意−整備認定事業所で確認主任者未発令者が業務

  • 2007年4月2日
 国土交通省は全日空(NH)整備本部の認定事業所において、確認主任者として発令されていない者が確認作業を行ったという報告を受け、厳重注意を行った。確認主任者未発令の者が、整備後の航空機の技術基準に適合する確認を行うことは、認定事業場の業務規定に違反するもの。国交省は原因究明、および抜本的な是正対策について4月13日まで報告する旨の指示を出している。

 国交省によると、NHは11名の確認主任者未発令者が63件、のべ33機の確認業務を実施したというもの。ボーイング777-300ER型機など3機種で、いずれも原型機であるB777-300型機などの確認主任者の発令は受けていたものの、派生型機については訓練を受けていない、あるいは訓練を受講したものの発令を受けていなかったという。