タイ王国大使館、日タイ修好120周年記念に両国でイベント開催

  • 2007年2月22日
 2007年は日本とタイが修好120周年を迎える記念の年であることから、両国で各種イベントが開かれる。今月27日には日本の麻生太郎外務大臣、タイのニット・ピブーンソンクラーム外務大臣が出席する「日タイ修好120周年オープニング記念式典」を開催。また、毎年人気を集めているタイ・フェスティバルが5月12日、13日に東京・代々木公園で実施するほか、修好宣言調印日にあたる9月26日には上野動物公園でタイのパビリオン「サーラータイ贈呈式」を行う予定だ。

 また、1月16日に在タイ日本大使館が主催し、オープニング・イベントが開かれており、1600名を超える関係者が参加。そのほか、9月26日にはクラッシク・コンサートを開催するほか、12月8日、9日には詳細が未定だが、日タイフェスティバルを行う予定だ。

 タイ国政府観光庁(TAT)によると、昨年は05年比で9.49%増の131万1987人がタイへ訪問。駐日タイ王国大使のスウィット・シマサクン氏は、「日本からタイへの日本旅行者は増加傾向にある。運航便数も増加傾向にあると報告うけている」と好感を示した。また、バンコクでのテロに関して質問を受けると、「タイの捜査当局が捜査を進めており、現時点では原因究明できる見通しとなっている」ことを語り、「捜査結果が近いうちにでると思う」と強調した。

 また、シマサクン氏は、両国間の友好の歴史、両国の皇室の良好な関係を紹介し、経済協力の基礎作りのために日タイ経済連携協議を進め、ほぼ合意にあることなども報告。今回の修好120周年を経て、両国の関係がさらに発展することを期待した。