日本/サウジアラビア間の航空交渉、明日、あさってに開催−妥結の見込み

  • 2007年2月21日
 日本とサウジアラビアの航空協定締結に向けた交渉が22日、23日に東京で開催される。これは、昨年11月にジェッダで行われた航空協定締結交渉を踏まえたもの。日本側の代表は前回に続き外務大臣官房審議官の杉山晋輔氏、国土交通省航空局航空交渉官の林泰三氏、サウジアラビア側は民間航空局副長官のモハメッド・ビン・ラシャド・ブリンジ氏が出席する。

 昨年4月、日本/サウジアラビア間で航空協定の締結に向けて、両国で交渉を進めていく方向が決定、サウジアラビア側の日本へ乗り入れについても話し合いを進めることを受け、サウジアラビア航空(SV)が9月6日から、行政許可としてジェッダ/リヤド/関西間を週1便で就航。
 昨年11月にはジェッダで開催した交渉で、運賃制度としてIATAのメカニズムを活用したい日本側に対し、サウジアラビア側はこれを拒否。自由中間地点からの運輸権「第五の自由」が無いことを書面に残す日本側の主張も合意に至らなかった。ただし、国交省では今回の好調について、航空運賃制度、運輸権ともにサウジアラビア側からの理解が得られる可能性が高いとしている。

 なお、9月27日以降、運休しているSVについては今回の航空交渉に合わせ、SV本社の担当者も来日する予定で、これについても今後の就航についての考え方も打診するようだ。