TIJ、産学連携セミナー−観光がリーディング産業であるための気構えを説く

  • 2007年2月16日
 日本ツーリズム産業団体連合会(TIJ)は15日、一橋大学と共催する産学連携オープンセミナーを開催した。会の冒頭、TIJ会長の舩山龍二氏は、観光産業が「21世紀のリーディング産業」である理由として、世界の人々が活発に交流する時代となることを引き合いとして、日本人の海外旅行だけでなく、日本へ外国からの訪問客を誘致する相互交流の重要性を会場に集まった学生らに説いた。

 また、一橋大学の山内弘隆教授は観光はサービス業を集積する業態であることを強調、これまで日本が産業立国として輸出入で築いてきた基盤を一段と高めていく上で必要な産業であるという位置づけを示し、「リーディング産業」として捉える考え方を示した。国土交通省大臣官房総合観光政策審議官の柴田耕介氏は「夢」をテーマに学生たちに語りかけ、単に夢だけではなく、ルール、基準などを学び、そこから「発見」をしていく「こだわりとパワー」が必要とし、心持ちが大切であることを学生たちに説いた。