鈴木航空局長、航空交渉で「日本側のメリット」を追求−羽田の国際線枠増で
国土交通省航空局長の鈴木久泰氏は、羽田空港の新滑走路の完成で国際線3万回の発着回数を確保できることに関し、「日本側のメリットある形」で各国との航空交渉に臨む考えを示した。先ごろ開催された航空分科会で成田の北伸、羽田の4本目の滑走路が完成後の需要予測を暫定値として公表しており、国際線は2000年の予測と比べ低く見積もっているが7040万人と2005年実績の25%増。成田、羽田が発着枠が増えた後も、枠を使いきる形も見据える必要があり、それだけに国際線が就航する羽田空港を取り巻く航空交渉の意味が増してくる。
その交渉の開始時期については「2年前ぐらいから徐々に意見交換をしていく」と過去の事例を引き、その交渉相手については「特定の国を有利にするわけではない」と言及。羽田国際線のペリメーターが石垣島の1947キロメートルという設定についても「目安であって、(各国との)航空交渉を進め、羽田を戦略的に活用していく」と語り、現在のペリメーターの設定外にある都市の就航についても航空交渉に臨む時点から、可能性は排除しない考え。
日中の首脳間で合意している羽田/虹橋間についても、「羽田は(運用で)枠をひねり出せる。(中国側も)首脳レベルだけでなく事務レベルでも検討課題になっているようだ」と交渉の途中経過に言及、中国側も実現に向けて検討が進みつつあるとの見方を示した。
その交渉の開始時期については「2年前ぐらいから徐々に意見交換をしていく」と過去の事例を引き、その交渉相手については「特定の国を有利にするわけではない」と言及。羽田国際線のペリメーターが石垣島の1947キロメートルという設定についても「目安であって、(各国との)航空交渉を進め、羽田を戦略的に活用していく」と語り、現在のペリメーターの設定外にある都市の就航についても航空交渉に臨む時点から、可能性は排除しない考え。
日中の首脳間で合意している羽田/虹橋間についても、「羽田は(運用で)枠をひねり出せる。(中国側も)首脳レベルだけでなく事務レベルでも検討課題になっているようだ」と交渉の途中経過に言及、中国側も実現に向けて検討が進みつつあるとの見方を示した。