2012年の航空旅客は7000万人超−05年の24.3%増、アジア方面が牽引
国土交通省航空局はこのほど開催した航空分科会において、航空旅客の需要予測を取りまとめた。このうち国際旅客は2005年実績で5660万人のところ、2012年には7040万人、2017年には8160万人との予想を打ち出した。2005年以降12年までは3.2%増、12年から17年までは3.0%増の伸びと見込んでいる。これは2000年時点での2012年の予測である8000万人を下方修正したものだが、現在の実績値が下回っていることが主な要因。
日本人国際航空の旅客数はアジア、欧米などのアジア以外をレジャー、業務で区分。現在のところ、アジア線以外の観光需要が最も多いが、2017年ごろには観光需要でアジア以外とアジアの観光需要がほぼ並ぶ想定。また、ビジット・ジャパン・キャンペーンなどの効果も加味し、アジアからの外国人による利用も2017年以降に増加していく見通し。
日本人のビジネス需要ではアジア方面では2012年に1000万人近くに到達する勢いで、アジア以外については現在の緩やかな伸びが続いていく見通しだ。
方面別は現在、米州が最も多く、次いで欧州、韓国、アセアン、中国、台湾、香港の順。これが2012年には米州が大きく伸び、欧州、中国、アセアン、韓国の順と変化していく見込み。2017年には米州、中国、欧州、アセアンと予想しており、中国の伸びが最も著しく、アセアンについても高い伸び。
この試算では日本人、外国人旅客の特性、および観光、ビジネスの違いを考慮。航空路線は2006年10月現在の路線に加え、成田、関西、中部での新規路線の可能性も視野に入れている。そのほか、成田新高速鉄道など空港へのアクセス、空港離発着の容量制限についても考慮したもの。
日本人国際航空の旅客数はアジア、欧米などのアジア以外をレジャー、業務で区分。現在のところ、アジア線以外の観光需要が最も多いが、2017年ごろには観光需要でアジア以外とアジアの観光需要がほぼ並ぶ想定。また、ビジット・ジャパン・キャンペーンなどの効果も加味し、アジアからの外国人による利用も2017年以降に増加していく見通し。
日本人のビジネス需要ではアジア方面では2012年に1000万人近くに到達する勢いで、アジア以外については現在の緩やかな伸びが続いていく見通しだ。
方面別は現在、米州が最も多く、次いで欧州、韓国、アセアン、中国、台湾、香港の順。これが2012年には米州が大きく伸び、欧州、中国、アセアン、韓国の順と変化していく見込み。2017年には米州、中国、欧州、アセアンと予想しており、中国の伸びが最も著しく、アセアンについても高い伸び。
この試算では日本人、外国人旅客の特性、および観光、ビジネスの違いを考慮。航空路線は2006年10月現在の路線に加え、成田、関西、中部での新規路線の可能性も視野に入れている。そのほか、成田新高速鉄道など空港へのアクセス、空港離発着の容量制限についても考慮したもの。