
国土交通省は12日、第1回観光関係人材育成のための産学官連携検討会議を開催した。冒頭の挨拶に立った国土交通省大臣官房審議官(観光)大西珠枝氏は、安倍総理が小泉内閣に引き続き国交省大臣を観光立国大臣に任命し、2010年までに訪日外国人1000万人を目指した取組みを振興するため、省はその指示を受けて省の重要政策課題に位置付けていることを紹介。観光立国推進戦略会議では、観光分野でも教育、研究を充実させるという旨の提言があることを踏まえ、既存の人材の有効活用と学生時代からの人材育成の重要性を強調した。
また、このほど成立した観光立国推進基本法16条に、観光産業に従事する人材の育成が掲げらたことから、この人材育成を基本計画策定するにあたり盛り込む方針を説明。盛り込むためには、産学官の連携の必要性を訴え、会議への協力を求めた。