冬柴国交相、08年の訪日客の目標は「800万人」−観光関係者新年賀詞交歓会

  • 2007年1月11日
 観光関係者新年賀詞交歓会において、冬柴鉄三国土交通・観光立国担当相が挨拶に立ち、今年のインバウンドの目標数値として「800万人を目指していきたい」と抱負を述べた。これは2006年の訪日外国人旅行者数について、国交省などでは概ね730万人程度の着地を想定しているが、これに対して9%増となる目標値。06年11月までの訪日者数は8.6%増の 674万8600人であるが、今年は昨年以上に中国、韓国を中心に訪日客の増加に拍車をかける必要がある。

 冬柴国交相はまた、「日中国交正常化35周年で今年は双方向で500万人を目指す。韓国についても昨年12月21日に初めて訪日客が200万人を突破。11日、12日には(韓国を)訪問し、朝鮮通信使400周年を契機にさらなる交流増加を目指す」として意欲を示した。観光立国推進基本法についても触れ、「国際競争力、人材育成の面も考慮して(計画策定を)図りたい」とも述べ、日本型観光立国としてインバウンドだけでなく、アウトバウンドも含めた双方交観光交流を目指す考えも示した。