京都市、訪日外国人誘致の取組みで海外情報拠点の拡充も視野

  • 2007年1月10日
 京都市は今年度、1200万円を海外情報拠点向け予算として割り当て、海外情報拠点の展開を強化している。現在、韓国・ソウル、中国・北京、オーストラリア・メルボルンの3ヶ所に拠点を設置しているが、来年度以降に他の海外都市への拠点拡大も検討課題となっているという。

 海外情報拠点は現地の旅行会社の社員や航空会社のOBの日本人などに業務を委託。主に京都観光の情報を発信するほか、旅行見本市等に出展し、来場者に対して京都の魅力を紹介するほか、旅行会社やメディアへの京都への研修、取材旅行を案内している。

 この海外拠点のうち、オーストラリアはメルボルンに加え、シドニー、ブリスベンなどの主要都市を中心に活動。このうち、オーストラリア人は北海道へスキーを目的に訪れるケースが多く、旅程に京都旅行を加えて訪問者数の拡大に繋げる。今年2月には富良野市や旭川市と共同でプロジェクトを進めており、オーストラリアの主要旅行会社を招聘する計画だ。