年末年始のPKG予約は各社好調、JTB、KNT、日旅、ANAセールス

  • 2006年12月8日
 ジェイティービー、近畿日本ツーリスト、日本旅行、ANAセールス4社の年末年始の旅行商品の予約動向は概ね、堅調に推移しているよう。現時点では、取消料などが発生する時期に入ることから、ほぼ実績に近い形となるが、近場のデスティネーションを中心に、どれだけ積み増しがあるか、期待されるところだ。


▽年末年始の予約状況
http://www.travelvision.jp/html/pdf/4agent_booking20061207.pdf


 JTBの年末年始(12月23日〜1月3日:12月1日現在)のルックは115%となり全方面で前年を上回った。方面別では中国が190%、韓国と台湾を除くアジアが120%、台湾が118%、ハワイが113%と前年比で10%を上回る大きな伸びを記録。そのほか、北米が107%、オセアニアが105%、韓国が102%となったほか、グアム・サイパンも101%となった。

 近畿日本ツーリストの年末年始のホリデー方面別予約状況は108.6%。そのうち、中国が184.7%、ヨーロッパが137.5%、台湾が133.3%、ミクロネシアが121.0%、ハワイが103.7%と前年比を上回った。一方でアジアは98.5%、北米が95.3%、オセアニアが85.4%と減少に転じた。

 日本旅行の年末年始(12月23日〜1月4日:12月2日現在)の予約状況は、全体で2.1%減。方面別ではミクロネシアが115.5%、北米が129.4%、中国も129.4%、ヨーロッパが103.9%。ハワイは94.0%、中国を除くアジアが90.0%と減少した。

 ANAセールスの年末年始(12月23日〜1月4日:11月30日現在)の予約状況は全体で130%となり、全方面で前年以上の記録となった。中国は170%となり2004年比でも120%(推定値)となったほか、ヨーロッパが136%、アジアが147%、グアムが126%、ハワイが108%、北米が100%であった。