国交省、産業観光推進で懇談会を開設、商品造成めざし方策取りまとめ

  • 2006年10月4日
 国土交通省は10月10日、産業観光推進懇談会(仮称)を開催、旅行商品として造成に道筋をつける検討を進める。これは観光立国戦略会議報告書において、「産業遺産、産業施設を観光資源として積極的に活用する」という事項が明記されていることを受け、官民で商品造成に向けた行政、民間のそれぞれの役割を議論していくもの。月1回程度の会議開催により、年度内をめどに中間とりまとめを発表する計画だ。

 この会議では産業観光の推進、国内外からの観光客の誘致が目的。まず、民間から現在の状況等をヒアリング。これらを整理し、行政としての対応策、PR策等を検討する。
 現在、産業観光については中国の学校などで日本へ訪問する際に産業観光施設を訪問する要望が多いという。こうした受入れのほか、各施設間の連携や情報発信も視野に入れた推進策を取りまとめていくという。

 なお、同懇談会のメンバーは下記のとおり。

座長:羽田耕治氏(横浜商科大学商学部教授)
   井上洋氏(日本経済団体連合会産業第一本部長)
   篠原徹氏(日本商工会議所常務理事)
   吉田正嗣氏(日本観光協会理事長)
   石山醇氏(日本旅行業協会事務局長・理事)
   馬場耕一氏(全国旅行業協会専務理事)
   英紀一氏(日本ツーリズム産業団体連合会事務局長・理事)
   板谷博道氏(国際観光振興機構理事)
   森山明氏(VJC実施本部事務局事務局長)
   元石一雄氏(社会経済生産性本部常務理事)
   須田寛氏(全国産業観光推進協議会副会長)
   清水慶一氏(国立科学博物館産業技術史資料情報センター主幹)
   
行政 柴田耕介氏(国土交通省大臣官房総合観光政策審議官)
   大西珠枝氏(国土交通省大臣官房審議官(観光))
   苅谷勇雅氏(文化庁文化財部参事官)
   志村務氏(経済産業省商務情報政策局参事官)
   坂本武氏(農林水産省農村振興局企画部農村政策課長)
   吉崎正弘氏(総務省大臣官房企画課長)

※構成メンバーの氏名で誤記がございました。訂正と共にお詫びいたします(10月4日16時50分)