JATA、ツーリズム大賞を創設、初回はマカオ観光局と「世界遺産」が選ばれる

  • 2006年9月22日
 日本旅行業協会はこのほど、旅行・観光産業の発展に寄与した団体に対して功績をたたえる「ツーリズム大賞」を創設、この初年度の大賞に観光局部門ではマカオ観光局、旅行メディア部門では(株)東京放送の「世界遺産」が選ばれた。

 新町光示JATA会長は、表彰制度の導入について、「ひとつを選ぶことは大変難しい作業。だが、これからの市場拡大の意味を込めて、積極的に各位を表彰していきたい」と日本市場の活性化につながる活動を業界としても後押しする考えを示した。

 また、ツーリズム大賞実行委員会で国土交通省総合政策局観光事業課長の花角英世氏は「旅行、旅行産業は関係産業とともに成り立つ。関係業界に感謝の意を込めた大賞は意義あること。活性化には関係業界とより良く連携していただくことで、旅行者が真に充実した旅ができる」と語り、今後の活性化にも期待を込めた。

 マカオ観光局が選定された理由は、チャーター便の展開による市場開拓、近距離デスティネーションとしての位置づけの確立などでの評価、「世界遺産」は今年10周年を迎え、世界遺産ブームの火付け役、スポンサーのソニーの協力を得た美しい映像、ナレーションの簡潔さなどが評価された。