JATA、次期理事長に現職の局長級が就任へ、正式発表は7月ごろか

  • 2006年6月15日
 日本旅行業協会(JATA)は今期、役員改選期を迎え、各役職の選任を行った。ただし、理事長については金子賢太郎氏が退任するものの、後任は総会では発表されない異例の事態となった。これは国家公務員の異動において、局長級である場合、政府内の慣例として閣僚会議での了承無しには発表しないことを受けたもの。新町氏は今回の事態について総会内で、「現職局長級が(JATAに)来ることは観光の重要性が高まっていること」と語り、今回限りの異例の措置であるとした。

 なお、今後の手続きとしては、7月ごろに理事長候補が確定する見通し。確定次第、1週間以内にJATA会員会社全てに対して書面で通知。異議がある場合には返送し、特段の異議がない場合は承認として取り扱う予定だ。ただし、定款20条3項により、金子氏は後任が就任するまで引き続き理事長として職務を遂行する。