中国からの訪日団体旅行、05年は前年超が確実、反日の影響もろともせず

  • 2006年1月19日
 中連協加盟の旅行会社取扱の訪日中国人団体旅行者数は11月30日現在で2004年の取扱人数を上回り、前年増の実績は確実となった。昨年は年間で4万7548人の取扱から、11月時点で12.5%増の5万3471人となっている。今年は反日の影響も懸念されていたが、団体旅行については5月にやや弱含みを見せたようだが、総じて前年を上回る取扱だったようだ。2004年9月に1市4省への拡大、さらに2005年7月には全土へ団体査証の発給対象地域を拡大したことが好結果に結びついたようだ。

 中連協加盟の会社数も、国交省で随時受付に変更し、昨年末の時点から10社増加する139社となり、訪日旅行の受入れも裾野が徐々に広がりつつある。ただし、人数増加で懸念されるのは失踪率。これについては当初から法務省が想定する0.3%未満は維持しているようだ。