JATA、旅行広告・取引条件説明書面ガイドラインの改訂版を発行

  • 2006年1月19日
 日本旅行業協会(JATA)の広告表示等適正化部会はこのほど、全国旅行業協会(ANTA)と共同で「旅行広告・取引条件説明書面ガイドライン(赤本)」の改訂版を発行した。改訂版は、2005年4月に改正された旅行業法、約款に基づき、2004年10月発行の暫定版を改訂したもの。JATA、ANTAが実施した説明会の反応などを盛り込むほか、業法改正の目玉である「旅行業者の責任の強化」、「旅行者の自立促進」部分は特に分かりやすい表現を使用した。また、細かな箇所も法的に重要な部分は、そのルールの必要性を説き、丁寧に説明した。

 そのほか、今回の改訂版の追加、修正点は、(1)冒頭部分に法の考え方に準拠し、赤本の位置づけを再確認するための解説、(2)旅行業法の書面主義の説明をベースに、業務の流れに必要な書面の解説とその図式、(3)約款に基づき記載すべき事項の解説、(4)配列や体裁などの改善。
 さらに、インターネットガイドラインは現在、検討中。利用する場合は、暫定版を参考すること。
 赤本は1冊あたり正会員が800円、協力会員と賛助会員が1000円、会員外が1400円。