ANTOR、新体制で活動の活発化に意欲、消費者に直接旅行を促す

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新たな体制では3つの施策を展開。まず、「海外旅行へ行く」という消費者の機運の盛り上げ、第2にANTORが定期的に実施する一般メディアとの懇談会を開催して、正確な現地情報を伝えること、第3に正確な統計情報を取りまとめることだ。
第1については、案として、各地の歩行者天国やショッピングモールなどで週末にイベントを開催。直接、消費者に対して海外旅行を促し、そのイベント会場には観光局、旅行会社などが出展するという構想。具体的な形としては夏の時期には実現をしたい考え。また、サイト「海外旅行に行こう!」についてもアクセスの増大を目指した方策を打つ考え。
第3の統計データについても重要な施策。これを提案したハンガリー政観のコーシャ氏は「信用の置ける統計が欲しい」とし、日本に事務所を置く各国の観光局が有するデータを共有、これを元に海外旅行の基礎データとして活動の基盤とする。
JATA事務局長の石山醇氏もこの統計データについては、「一緒にやっていくといいのでは」と語っており、平成18年度のJATA事業計画として盛り込む予定の統計事業との連携に前向きだ。