財務省原案18年度の観光関連予算、「40億+3億」円で「所要の予算は十分確保」
平成18年度予算の財務省原案の提出に伴う国土交通省の観光関連予算は、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)などを主体として約40億円に加え、観光客の移動円滑化のための道路案内システムの開発・普及という名目による道路特定財源の使途拡大約3億円をあわせ、「40億+3億」となった。財政状況が厳しく、予算全体が0.95倍と緊縮傾向にある中、観光関係で1.06倍の伸びとなり、国交省観光関係の担当官らは「所要の予算は十分確保した」との認識を示した。
今年の予算は(1)ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)、(2)観光ルネッサンス、(3)訪日外国人旅行環境整備事業、(4)ユニバーサルデザインの考え方に基づく観光促進事業、(5)通訳案内士および地域限定通訳案内士に対するスキルアッププログラムの策定が柱。政府の進める「観光立国」の実現に向け、戦略的な5項目が体系的に組み合わせ、各種施策を進める。
内訳別ではVJCの推進で17年度予算額から9075万1000円増となる35億5075万1000円。VJCは4年目に入り、高度化を進めるところだが、18年度については日中観光交流年を契機とした支援をはじめ、地方自治体との連携、各施策の事業評価が重点項目となる。このうち、国別のプロモーション活動では中国に対しては1億3000万円の増額となったほか、オーストラリア、シンガポールについては17年度が重点市場とした初年度であったことから、18年度はそれぞれ2000万円ずつ増額し、活動を本格化する。また、韓国については、17年度に日韓交流年として重点化を図っていたが、「平年並み」の予算となり、実質的には減額。ただし、これについては「日中韓観光関連の3ヶ国大臣会合を中心に展開する」(国交省観光関連担当者)との考えもあり、今後のインバウンド需要増に向けた重要性に変わりはない。
観光ルネッサンス事業は8193万1000円増の3億5052万円。概算要求での要望についてはほぼ受入れられており、予算規模としては概算時から緊縮的であるものの、観光ルネッサンス補助制度については、2億4000万円と17年度予算から8000万円の拡充。残り1億1000万円程度については旅行会社と地域とを有機的に結びつける狙いのまちづくりコンサルティング事業などに使用。
また、通訳案内士及び地域限定通訳案内士に対するスキルアッププログラムの策定では1734万6000円の新規予算が付いた。既にガイド試験については韓国で実施することが決まっているが、中国での実施についても調整中で、訪日外客の旅行の質を向上できるよう図っていく。
今年の予算は(1)ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)、(2)観光ルネッサンス、(3)訪日外国人旅行環境整備事業、(4)ユニバーサルデザインの考え方に基づく観光促進事業、(5)通訳案内士および地域限定通訳案内士に対するスキルアッププログラムの策定が柱。政府の進める「観光立国」の実現に向け、戦略的な5項目が体系的に組み合わせ、各種施策を進める。
内訳別ではVJCの推進で17年度予算額から9075万1000円増となる35億5075万1000円。VJCは4年目に入り、高度化を進めるところだが、18年度については日中観光交流年を契機とした支援をはじめ、地方自治体との連携、各施策の事業評価が重点項目となる。このうち、国別のプロモーション活動では中国に対しては1億3000万円の増額となったほか、オーストラリア、シンガポールについては17年度が重点市場とした初年度であったことから、18年度はそれぞれ2000万円ずつ増額し、活動を本格化する。また、韓国については、17年度に日韓交流年として重点化を図っていたが、「平年並み」の予算となり、実質的には減額。ただし、これについては「日中韓観光関連の3ヶ国大臣会合を中心に展開する」(国交省観光関連担当者)との考えもあり、今後のインバウンド需要増に向けた重要性に変わりはない。
観光ルネッサンス事業は8193万1000円増の3億5052万円。概算要求での要望についてはほぼ受入れられており、予算規模としては概算時から緊縮的であるものの、観光ルネッサンス補助制度については、2億4000万円と17年度予算から8000万円の拡充。残り1億1000万円程度については旅行会社と地域とを有機的に結びつける狙いのまちづくりコンサルティング事業などに使用。
また、通訳案内士及び地域限定通訳案内士に対するスキルアッププログラムの策定では1734万6000円の新規予算が付いた。既にガイド試験については韓国で実施することが決まっているが、中国での実施についても調整中で、訪日外客の旅行の質を向上できるよう図っていく。