2004年度の旅行消費額は28.2兆円、生産波及効果拡大で、旅行産業の経済規模が浮上
国土交通省はこのほど、2004年度の旅行消費額と経済波及効果を推計する「旅行・観光産業の経済効果に関する調査研究」の概要を公表した。これによると、2004年度に日本国民による旅行消費総額は28兆2080億円となった(国内・海外含む、訪日旅行を除く)。このうち国内での旅行消費額は24兆4630億円と推計。国内の日帰り、宿泊旅行は微減となったが、海外旅行の国内分が大きく伸びたことで、消費額としては増加した。海外旅行の海外での消費額も5兆3300億円と25.6%増と消費者の積極的な消費が見られる。また、訪日外国人の消費額は前回の2003年の調査から16.5%増となる1兆5840億円となり、インバウンド旅行者の増加が国内経済に貢献している様子が伺える。
また、旅行消費額(国内分)の約24.5兆円の直接効果としては雇用面では235万人で全雇用の3.6%、税収は1.9兆円で全税収の2.4%だ。日本国内の経済への貢献を経済波及効果として示した場合、生産波及効果は55.4兆円で2000年の国内生産額の5.8%に相当、雇用効果は475万人で2003年度の国内就業者数6512万人の7.3%に相当。生産波及効果、雇用効果ともいずれも2003年度の実数値(生産:53.9兆円、雇用:442万人)を上回ることとなり、旅行産業が経済全体に占める経済規模の面から、浮上したことになる。
▽参考:過去記事
「2003年度の旅行消費額は26.6兆円、生産波及効果は53.9兆円」
http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=18656
また、旅行消費額(国内分)の約24.5兆円の直接効果としては雇用面では235万人で全雇用の3.6%、税収は1.9兆円で全税収の2.4%だ。日本国内の経済への貢献を経済波及効果として示した場合、生産波及効果は55.4兆円で2000年の国内生産額の5.8%に相当、雇用効果は475万人で2003年度の国内就業者数6512万人の7.3%に相当。生産波及効果、雇用効果ともいずれも2003年度の実数値(生産:53.9兆円、雇用:442万人)を上回ることとなり、旅行産業が経済全体に占める経済規模の面から、浮上したことになる。
▽参考:過去記事
「2003年度の旅行消費額は26.6兆円、生産波及効果は53.9兆円」
http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=18656