VJC、地方運輸局が活発な活動、中部では中国から招聘、東北はセミナー開催

  • 2005年10月24日
 ビジット・ジャパン・キャンペーンで地方運輸国が活発な活動を展開している。中部運輸局は24日から29日までの日程で、中国・浙江省の旅行会社3社、メディア3社の合計6名を招請し、愛知県、静岡県、神奈川県の3県の観光素材を紹介している。これは愛・地球博で注目を集めた愛知県を皮切りに、3県を巡り関東に抜ける観光ルートの確立、定着化を目指したもの。名古屋では名古屋城など従来の観光施設のほか、トヨタ会館などを巡り、静岡へは新幹線の体験乗車や、お茶の郷の訪問、伊豆・箱根では大涌谷やロープウエイなどを訪問し、横浜のクルーズを体験する。また、東京ではお台場や秋葉原などを訪問し帰国する予定だ。

 また、東北運輸局はアジア太平洋観光交流センター(APTEC)と共同で「国際観光促進セミナー2005」を27日、開催する。これは東北地域の双方向による国際観光促進、国際交流の拡大を目指し、各方面の専門家、実務化が講演し、意見交換をするもの。世界観光機関(WTO)市場調査・プロモーション局上級研究員のジョーン・ケスター氏が「国際観光動向とデスティネーション・マーケティング」と題して講演するほか、ジェイティービー常務取締役・事業創造本部長の清水愼一氏が「東北旅行市場の課題」と題した講演などが予定されている。このほか、講演者とパネルディスカッションの時間も予定されている。セミナーには約250名の参加が予定されている。