日豪観光交流促進協議、06年の日豪交流年で相互交流100万人を目標

  • 2005年5月10日
 日本とオーストラリアの観光交流促進協議がこのほど、岐阜県高山市で開催された。日本側から国土交通審議官の洞駿氏、豪州側はオーストラリア連邦政府産業・観光・資源省次官補のパトリシア・ケリー氏を代表として会談。また、会議には外務省をはじめ、国際観光振興機構(JNTO)、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)事務局、日本旅行業協会(JATA)など日本側のイン・アウトのほか、オーストラリア政府観光局(TA)などをはじめ各種団体、民間企業が参画した。
 会合では2006年に日豪交流年を迎えるにあたり、相互交流人口の目標を設定。日本アウトバウンドでは80万人、日本インバウンドで25万人と100万人超の交流人口の達成を目指し、官民を挙げた取り組みで一致。特に、今後は両国の地方への新たな旅行者を増やすための取り組みが重要となる認識で、それぞれのNTO(国の観光局)が中心的な役割を果たし、チャーター便などの活用を前向きに進める。
 また、06年に両国の観光親善大使を任命し、相互に戦略的なプロモーションを実施していくことについても合意した。なお、この日豪観光交流促進協議は次回、オーストラリアで開催される。