国交省など、ウズベキスタンで中央アジア観光促進のシンポ開催

  • 2005年3月15日
 国土交通省は世界観光機関(WTO)、アジア太平洋観光交流センター(APTEC)と共同で中央アジア地域を対象とする日本人観光客の増加に向けた事業に取り組む。これはまず、3月19日から20日の2日間、ウズベキスタンのタシケントにおいて日本の政財界、文化、観光関係者の代表団100名を構成し、「日本−中央アジア文化・観光交流促進シンポジウム」を開催するもの。参議院議員の荒井正吾氏、国土交通審議官の洞駿氏らが出席するほか、シルクロード学研究センター所長の樋口隆康氏が基調講演、日本旅行業協会(JATA)理事長の金子賢太郎氏が日本人のシルクロード観光の事情を講演する。また、ウズベキスタン側からも観光、航空事情が講演される予定だ。
 中央アジアはWTOが「シルクロード・プロジェクト」として観光開発に取り組む対象地域。日本はアウトバウンド大国として、海外旅行者の増加を目指すことでホテル、レストラン、土産物販売等を通じた草の根レベルの直接収入で、貧困の軽減に一役を担う。