JATA安心安全部会が初会合、10月めどに恒常的な感染症等の情報提供
日本旅行業協会(JATA)海外旅行委員会の安心安全部会はこのほど、初会合を開催、部会長にはジャルパック取締役の大西誠氏が就任した。安心安全部会はさきごろ、海旅委員会の制度流通部会の機能を再編したもので、制度面を分離し、「安心・安全」という旅行にとって基礎的な素地について業界としての対応を検討していくもの。議論する内容は主に(1)テロ・戦争等に業界、個別企業の対応、(2)感染症をはじめ健康面に関する情報提供、(3)緊急事故発生時の体制の再検討。また、事後対策についての議論だけでなく、需要喚起につながる対策として、「旅と健康」の視点から常時、情報を提供する考え。
厚生労働省は旅行者に感染症の情報提供を、より活発化したいとの意向を持つ。また、JATA事務局長の石山醇氏は「SARSや鳥インフルエンザは対処療法的に後からホームページで情報を提供した」と昨年の経験での反省点を指摘。こうした一連の流れを踏まえ、JATAは厚労省の感染症を専門とする医療関係者の協力、アドバイスを得ながら、恒常的に旅行先での現在の感染症等に関する情報を提供する。冬場には感染症の活動が一般に活発化することから、10月を目処に旅行と健康に関するポータルサイトを立ち上げて対応する考え。
厚生労働省は旅行者に感染症の情報提供を、より活発化したいとの意向を持つ。また、JATA事務局長の石山醇氏は「SARSや鳥インフルエンザは対処療法的に後からホームページで情報を提供した」と昨年の経験での反省点を指摘。こうした一連の流れを踏まえ、JATAは厚労省の感染症を専門とする医療関係者の協力、アドバイスを得ながら、恒常的に旅行先での現在の感染症等に関する情報を提供する。冬場には感染症の活動が一般に活発化することから、10月を目処に旅行と健康に関するポータルサイトを立ち上げて対応する考え。