JATA新理事長・金子氏、観光産業の認知には顧客マインドを掴む必要
日本旅行業協会(JATA)の新理事長に就任した金子賢太郎氏が定例記者会見において、旅行業界に着任した感想、抱負を語った。「30年間に培った経験とは違う分野」であり、「(消費者として)旅行の経験は平均点かそれより下」と自らのことを「門外漢」と評す金子氏は、今回の人事について「色合いの違う人材を入れることは現代的な人事」と客観的に分析。これまでJATAの役員をはじめとする旅行会社の関係者との交流を踏まえ業界に対して「経営する企業の確固たる信念を持っている魅力あふれる人が多い」との感想を述べた。
旅行業界の状況については、「様々な業種で全ての企業が等しく繁栄を分かちあう時代の風潮ではない」と業界団体としては好ましくない状況であることを示唆。ただし、「産業として観光が国民、経済界での認知が進む必要がある」と語る。このため、大量送客を狙う旅行商品から個々人を重視する商品展開に移行する傾向にある旅行会社の商品展開を指し、「いち早く個々の需要に対応し、顧客マインドをつかむことがテーマとなる」との見方を示した。具体的には「旅行という企画商品を継続的に(消費者へと)打ち出せるかが重要」と語り、「知恵比べだが、(知恵のある人には)面白い時代になる」という。
旅行業界の状況については、「様々な業種で全ての企業が等しく繁栄を分かちあう時代の風潮ではない」と業界団体としては好ましくない状況であることを示唆。ただし、「産業として観光が国民、経済界での認知が進む必要がある」と語る。このため、大量送客を狙う旅行商品から個々人を重視する商品展開に移行する傾向にある旅行会社の商品展開を指し、「いち早く個々の需要に対応し、顧客マインドをつかむことがテーマとなる」との見方を示した。具体的には「旅行という企画商品を継続的に(消費者へと)打ち出せるかが重要」と語り、「知恵比べだが、(知恵のある人には)面白い時代になる」という。