リログループ、東南アジアの医療サービス企業を子会社化へ 海外赴任者支援を拡充

  • 2026年10月27日
ATIV

 リログループは10月20日、シンガポールのATIV Medical Pte. Ltd.の株式90%を取得し、子会社化すると発表した。株式取得価額は16億2000万円で、アドバイザリー費用などを含む総額は約16億8000万円。株式譲渡は10月30日を予定する。

 ATIV Medicalは2022年設立。日本人駐在員や旅行者などに向け、東南アジアで医療サービスを提供している。総合診療を中心とするクリニックの運営のほか、オンライン診療、現地病院での日本語による受診サポートなどを手掛ける。2026年10月時点で、アジア5カ国に計20拠点のクリニックを展開している。

 2026年3月期の連結業績は、売上高が1096万5919シンガポールドル、営業利益が145万8813シンガポールドル、当期純利益が115万4139シンガポールドルだった。売上高は前期比37.0%増、営業利益は46.9%増となった。

 リログループは、海外赴任支援事業と現地医療サービスを組み合わせ、赴任前から現地生活までを一貫して支援する体制を構築する。赴任先で医療機関を選ぶ際の不安に対応し、既存の法人顧客からATIV Medicalへの送客拡大を見込む。買収による連結業績への影響は精査中としている。

 今回の買収により、海外赴任支援の領域に現地での医療サービスが加わる。旅行者もサービス対象に含まれるが、発表資料で示された買収の主な狙いは海外赴任者への支援拡充であり、旅行会社との連携や旅行者向けサービスの展開は今後の注目点となる。