JAL、国内線サービスを刷新 「日本の魅力」軸に体験価値向上へ
JALは2026年4月から国内線サービスを順次リニューアルする。新サービスコンセプトとして「New Angles, New Stories~日本ともういちど出会う」を掲げ、機材更新や機内サービス、空港体験、デジタル領域を横断的に見直し、観光・インバウンド需要の多様化に対応する。
具体的には、2027年度から新機材ボーイング737-8型機を導入し、国内線ファーストクラスの設定路線を全国へ拡大する。ゆとりある座席と上質なサービスを地方路線にも展開することで、単価向上と顧客満足度の両立を図る。
空港・デジタル領域では、2026年4月から新アプリを導入し、チェックインから搭乗までの導線を最適化する。利用者の状況に応じた案内表示や、遅延時の代替便手配などをアプリ上で完結できる仕組みとし、ストレスフリーな体験を提供する。また、羽田空港の国内線ラウンジは2026年秋以降に刷新し、上級会員向けサービスの強化とともに、保安検査の効率化も進める。
機内サービスでは、日本各地の食文化や地域性を打ち出した内容へ再構築する。短距離路線では弁当スタイルを導入し、短時間でも地域の魅力を感じられる設計とする一方、長距離路線では従来のトレー提供を維持する。また、機内誌と連動したテーマ設定により、未訪問地域への関心喚起を図る。
さらに、機内販売はすでにデジタル化を進めており、2026年5月からは機内誌と統合した新たな情報発信へ移行する。環境負荷の低減とともに、販売導線の効率化と商品訴求力の強化を狙う。
今回の一連の刷新は、移動前後を含めた旅全体の体験価値向上を目的とするもので、国内線を単なる移動手段から「日本の魅力を伝える場」へと進化させる取り組みとなる。
