山陰・せとうちで「AdventureWEEK2026」開催へ、JNTOがAT需要取り込み強化

  • 2026年3月22日

 日本政府観光局(JNTO)は、アドベンチャートラベル分野の国際団体と連携し、2026年に山陰・せとうち地方で「AdventureWEEK2026」を開催する。海外バイヤーやメディアを招請し、地域資源を活用した商品の磨き上げと販路拡大を図る狙い。

 対象エリアは鳥取、島根、岡山、広島などで、2026年秋頃の実施を予定している。

 同プログラムは、AT分野で世界最大の団体であるAdventure Travel Trade Association(ATTA)が基準に基づき選定した旅行会社やメディア関係者を招き、現地体験と商談機会を組み合わせるもの。参加者は旅行会社12名、メディア3名を想定し、約1週間のファムトリップに加え、事前研修や地域事業者との商談会が実施される。

 ATは自然や文化を体験し、旅行者の価値観に変化をもたらす旅行形態として欧米市場を中心に需要が拡大しており、高単価かつ地方分散型の旅行として注目されている。JNTOは同分野による訪日市場拡大に取り組んでおり、沖縄(2024年)、東北(2025年)に続く3回目の開催となる。

 過去事例では、沖縄開催後に海外メディアによる記事掲載や旅行商品の造成につながり、商談参加事業者のAT旅行者取扱数が約2倍に増加するなどの成果が確認されている。今回の山陰・せとうち開催においても、地域の自然景観や文化資源を活用した高付加価値商品の造成と海外販路の開拓が期待される。